先輩でなく、伴走者

広島市で産前産後のお母さんをサポートしている
産後ドゥーラ いとつき の根本智子です。
私のことを少しお話します。
母さんになって13年。
私が経験してきたあれこれが、これからお母さんになる方や、なったばかりのお母さんの少しでも力になれたら…そんな気持ちでドゥーラ講習を受け始めました。
最初は「私はお母さんの先輩だし」なんて気持ちも半分ありました。先輩風を吹かせる気でいなかったというと嘘になります。
でも、講習が始まってすぐに気づきました。
ドゥーラに求められているのは、“先輩”ではなく、“伴走者”だということ。
あぁ、私はなんて傲慢だったんだろう…と、気が付いた時は恥ずかしかったです。
私の子育て経験。
しんどかった日も、嬉しくて泣きそうになった日も、どれも本物の経験です。
でも、それが「正解だったのか」は、まだまだ分かりません。
息子も娘も、思春期に入りはじめたばかり。子育てはまだ続いていきます。
ドゥーラができることは、お母さんの“伴走”です。
「上からアドバイスする」なんてことは、絶対にしません。
お母さんの少し斜め後ろを、一緒に走りながら見守る。
お母さんがふと振り返って「ここ、どうしたらいい?」と尋ねてくれたら、私の経験や知識、必要なら周りの手も借りながら、いくつかの選択肢をお伝えする。
でも、それを押しつけたりはしません。
倒れそうになればそっと支え、
立ち止まりたいときは一緒に立ち止まり、背中を撫でる。
そして何より、
“お母さんが今、大切にしている子育てのかたちを、そのまま尊重すること”。
先輩ではなく、伴走者として。
お母さんが振り返ることを忘れて、そのまま走り出していく日が来たら、その後ろ姿を笑顔で見送れるように。
そんな存在でいたいと思っています。

